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Kamakura Lifeguardのメンバーによる自由気ままなコラム。毎月1回掲載。
2008/03
「175,000,000 years ago」by UENO
1億7500万年という時間が想像できますか?もう1年以上前になりますが、高知県にある国指定史蹟天然記念物の「龍河洞」の冒険プログラムに参加しました。申込の際にナビゲーターのオジサンから「普通の冒険とスゴイ冒険とどっちがしたい?」と聞かれました。そんな風に聞かれたら「スゴイ冒険がしたいです!」と答えるほかありません。と言うわけでスゴイ冒険コース(Bコース)に挑むことに...真っ暗で狭い鍾乳石の間をホフクゼンシンしたり、手足を突っ張って登ったり、降りたり..一歩間違えれば大怪我は間違いないようなルートでした。約2時間のプログラムが終わると「踏覇証」をくれました。その裏面には「これからも自然を愛し、冒険と発見をする事をためらわない、いつまでも子供のような心を持った素晴らしい人であって下さい。」と書いてありました。オジサンの言葉通り「スゴイ冒険」が出来ました。 |
2008/02
「Chisanchisyou」by UENO
「地産地消」という言葉があります。これは「地元で生産された物を地元で消費する」という意味があります。画像はイチゴの花です。先日「イチゴ狩り」に出かけてハウス内で撮影しました。「イチゴ狩り」というシステムはとても良く、消費者にとっては新鮮かつ生産者の顔も分かり安心です。時間制限があり持ち帰る事は出来ませんが、パッキンされた物ではなく、どのように実を付けているかなども肌で感じる事が出来ます。また、生産者側からすると収穫、選別、パッキング、輸送などのコストを抑える事が出来ます。これも「地産地消」と言える気がします。
昨年を象徴する一文字は「偽」でした。今年に入っても食品の安全が脅かされる事件が多くあります。食の安心という面で「〜狩り」はとても有意義だと感じました。ちなみに30分で1,500円です。※イチゴはバラ科の多年草で果物ではなく野菜です。また、実(み)は表面のツブツブにあたり、通常実と思われている部分は「花托=カタク」といって、花びらや雄しべ、雌しべをつける部分でクッションの様な役割を果たしているなど、意外と知られていない事があります。 |
2008/01
「Bateiseki」by UENO
先ずは半年間も更新が滞ってしまった事をお詫び申し上げます。さて、川の上流で撮ったこの画像...岩に馬の蹄(ひづめ)のような跡が残っているのが分かりますか?これは「馬蹄石=ばていせき」と言って、神を乗せた馬がこの岩を蹴ってついたとか色んな伝説があります。でも実は牡蛎の化石の跡らしいです。要するにこんな川の上流部でも大昔は海であったことが分かるのです。そう考えると単なる岩に付いた傷のようなモノが、すごいモノに見えてくるから不思議です。なんでも県の特別天然記念物だとか...「特別」「天然」「記念物」なのに目立つ表札もなく、周りは雑草だらけ、保護されている感じもありません。別に役所を責める気は全くありませんが、気が付かないだけで、身近なところに面白いモノってあるんですね..みなさんの身近なところにもありませんか? |
2007/06
「Heat Island」by UENO
都市の中心部と郊外では気温が違うことをご存知ですか?これは100年以上前から報告されていて、世界中でも確認されています。この原因の1つに緑地面積の減少があります。樹木や草花は大量の水を空気中に吐き出しているので、緑地面積が小さくなると植物や地表からの水分の蒸発量が減少し、蒸発潜熱が減少してしまうのです。都市の気温は年々上がり続けていますので、このまま行けば、30年後の東京の気温は40度を超える日も珍しくなくなると予測する学者もいます。
最近、夏に都市部で局地的な雷雲や突発的な激しい雨が降るのもヒートアイランド現象が原因になっていると考えられています。
この対策として取り組まれているのが、建物の屋上の緑化です。東京都では2001年4月に屋上緑化条例を制定して、都市部の緑化を推進しています。緑化により、夏場のコンクリートの表面温度の上昇を大幅に下げ、表面の膨張・収縮が原因とされるコンクリートの劣化を防止できます。
屋上を緑化することにより、夏の断熱および冬の保温効果が高まり、エアコンなどの電気代を節約し、省エネルギー効果も発揮するのです。緑は地球にもココロにも良い作用を働かせるのです。 |
2007/04
「SAKURA」by UENO
ちょっと時期は過ぎてしまいましたが、春になると毎日のように「桜」の情報がニュースなどで取り上げられています。今年は暖冬の影響もあって早い開花が予測されていました。「開花情報」は春の到来を告げる良いニュースだとは思うのですが、お花見のマナーなど悪いニュースも流れています。
サクラの語源は「サ」=田神、穀物の霊、「クラ」=神霊のよりつく神座
つまり、サクラとは穀物の神様が集まる場所で、その昔田植え前に桜の木の下で豊作を祈願したのが、お花見のルーツとも言われているそうです。
違法駐車にゴミの放置や騒音..どう見ても元々の趣旨に沿ってない気がします。なんだか海でも同じ様な問題が起きていますよね..
現在のイベント的なお花見スタイルも勿論良いと思いますが、その起源や文字通り「花を見て」何かを感じるという事を忘れてはイケマセン..お花見は日本人の自然に敬意を払う誇らしい風習なのですから.. |
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2007/02
「Wakame」by UENO
2月になると材木材の海岸では画像のようにワカメを干している風景をよく目にします。随分昔からお世話になっている漁師さんのところにお手伝いしに行きました。ワカメは沖の定置網で育てて、それを早朝に採ってきて熱湯で茹でます。鮮やかな緑色に変わったところで、洗濯ばさみに摘んで干します。しばらくしたらワカメを広げて早く乾燥するようにします。
このワカメは市場には出回りません。殆どが近所や事前に予約した方の所に行きます。運が良ければ漁師小屋の前で直接聞いてみてください。在庫があれば売ってもらえるかも知れません。
お手伝いした後、一応お駄賃としてメカブを頂きました。これも茹でて、冷水で締めて、みじん切りにしてワサビ醤油やゴマ油で頂くと絶品です。メカブは場所によっては売られているので、有り難いことです。
と言うか、このような体験が出来ることがとても貴重だと思います。何でもそうですけど「過程」を垣間見ることで、生産する人の気持ちや苦労、手間を肌で感じられます。
そして「自然の恵み」という言葉を改めて理解するのです。
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2007/01
「Creative contest」by UENO
「賢い主婦はスーパーで手前に並んでいる古い牛乳を買う。」...これは2006年度新聞広告クリエーティブコンテスト最優秀賞のコピーです。「どういう事なんだろう?」と良く読んでみると、自宅の冷蔵庫に新しい牛乳と古い牛乳があったら、古い牛乳から飲みますよね。なぜなら、賞味期限が切れて捨ててしまうのがもったいないから...
しかし、スーパーでは新しい牛乳を選んで買っている事を指摘しています。新しい牛乳から売れていくと、その分古い牛乳は売れ残ってしまいます。
日本では毎日約2000万人分の食料が賞味期限などを理由に棄てられているそうです。 出来るだけ、売り場の手前にある古い牛乳を買いましょう。
飽食や贅沢を見直すことで、食糧輸送や焼却処分時の環境負荷を減らすことでき、CO2の削減に繋がるという事です。 「ふ〜ん..なるほどね..」と言うのが率直な感想..さて、明日スーパーに行ったら、どっちの牛乳を買いますか?..
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2006/12
「umiseikatsu」by OBIYA
僕が鎌倉でライフガードを始めて3シーズンが過ぎました。当然ですが海が大好きで海に来ると元気になります。海は来れば来るほど知らないことがあってすごく楽しいです。それから人との出会いは海で出会った人との関係は街で会うより濃密な感じがします。シーズンが終わって段々海に行く機会が減るんだなと思うと、とても淋しい気持ちになりました。
何故かなと考えた時にある事に気付きました。やはり同じ目標をもってある期間を共に過ごす事で気持ちがシンクロするんだと思います。このことが僕がライフガードを続ける理由の一つです。来年から社会人になりますが、そんな場所をこれからも大事にして行きたいと思うこの頃です。
いざ鎌倉!鎌倉の海でお会いしましょう!
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2006/10
「Trecking」by KIKUCHI
6〜8月の3ヶ月間は海ばかりを見ている毎日で、鎌倉から離れることもできません。都会の高層ビルで仕事をするより自分らしいことは分かっているけども、さすがに他の景色が見たくなる。ということで、夏の後片付けも一段落した9月下旬に白馬に行ってきました。いゃぁ〜。山を見て感動する自分がいるとは思わなかった...。天候に恵まれたこともあり、絶景を見ることができました。知人のガイドに連れられて軽くトレッキングも経験。山のガイドも海のライフガードも自然と自分と参加者(海水浴客)のバランスを保ち楽しむという共通点があると思います。さらに、常に安全だけは確保する。自然相手の仕事はどれも一緒ですね。帰りに温泉に入って、焼肉食べて幸せ!朝5時出発〜深夜1:00帰着の強行ですが充実した1日を過ごせました。次は冬山でスキーかな? |
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2006/9
「Beachcombing」by UENO
とは漂着物を収集する活動で「Beach=浜辺」「Comb=梳く(すく)」を合わせた言葉です。ライフガードは毎日ビーチクリーンをしますが、時には「何でこんなモノがこんなところに?..」なんて思うことがあります。その場で捨てられたモノだけでなく、漂着したモノも多くあるワケです。この漂着物には長い年月を経て漂着したもの...山から街を通り抜け川から漂着したもの...遥か海外より漂着したもの...etc、実に面白いものが沢山あります。
そして、これらには歴史や文化・生態系・環境問題ect、様々なメッセージが刻まれているのです。島崎藤村の「椰子の実」と言う詩は伊良湖海岸で椰子の実を拾った民俗学者の柳田国男がその感動を伝えた事から生まれたのは有名ですよね..写真はビーチグラスと陶器の破片です。摩耗状態や陶器の模様から少なくても50年以上前のモノと推測できます。鎌倉では陶器片や古銭が多く見つけられます。それ以外にも気にして見てみると非常に面白いモノが沢山あります。1つの漂着物を拾えば、1つのゴミを拾ったことにも繋がります。宝探し気分でビーチもキレイになる「Beaccombing」..流木アートなんかも最近は注目を集めていますし、海に行って波が無くてもガッカリしなくなります。さあみんなで漂着物のメッセージに耳を傾けてみませんか?
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2006/8
「Aloe」by UENO
先日、料理中に油で火傷を負いました。「先ずはアイシング」と冷水に患部を浸したワケですが、どうもヒリヒリ...ジンジン...痛みが引きません。何か良い薬は無いかと救急箱をあさってみたりしましたが、こういう時に限って無いモノです。大した痛みはないですが、どうも気になる..そんななか、ふと目に入ったのがトゲトゲした多肉植物「アロエ」でした。灯台下暗しとはこの事、早速開いて患部に当ててみると効果は絶大。痛みが引くうえに、ひんやりしてとてもキモチが良い..そんなアロエは当然、日焼けにも効果があります。アロエベラという成分が、日焼けによるメラニンの生成(シミやソバカスの原因)を抑えるので、美白効果のある化粧品としても製品化されています。アロエヨーグルトやアロエゼリーなんてモノもありますよね..食べれば便秘などにも効果があります。アロエはアロエ科アロエ属の多肉植物の総称で、南アフリカが原産です。日本に入ってきたのは鎌倉時代のようです。ただし、薬用として使用され始めたのは江戸時代以降のようです。昔から「医者いらず」と言われるこのアロエ..見た目も味もイマイチですが、こんなに役に立つなんて...何事も見た目で決めてはダメですね。 |
2006/7
「Sand」by UENO
久しぶりに海に行ったら景色が変わったと感じたことはないですか?多分それは砂浜が狭くなったのが原因では無いでしょうか?日本では毎年160ヘクタールの砂浜が消えていると言われていて、ここ15年で13%も減少したそうです。この主な原因は温暖化ではなく、ダムや波消しブロックなどの影響によるモノだと言われています。なぜ、その影響で砂浜が減るのか?ダムや波消しブロックは砂の動きを止めてしまいます。山から大量に海に運ばれる砂が減り、波消しブロックで砂が滞留してしまうのです。現在、鳥取県や神奈川県では海の力(自然の力)を利用した再生の取り組みが行われています。何十年も掛けて減少した砂浜を短期間で復活させる術はなく、今後長い年月を掛けて取り組まれるこのプロジェクト...結果は今の子供たちが大人になったときに分かるのでしょうか?年金問題も一緒でツケはいつか支払うことになります。もうこれ以上ツケはやめましょう。飲み屋さんにツケがある人..それも早く払いましょうね。そんな事の積み重ねと同じなワケです。サーフライダー・ファウンデーションが制作した「sea
to summit」はこういったことを分かりやすく解説しています。興味のある方は是非、ご視聴ください。 |
2006/6
「Virtual water」by UENO
もし、水道の蛇口をひねっても水が出て来なかったら?..
今から約10年前に起こった阪神大震災の時、被災地では水が不足し「洗う」とか「流す」といった「サンズイ」の動詞は殆ど否定されました。日本は水資源に恵まれていると言われていますが、実態はどうなんでしょう?..1人が1日生活するために必要な水の量は30リットルと言われていますが、地球上でこの水量を確保できる国はたった2割しかありません。我が国ではなんと2,000リットル(約70倍)の水を1人が1日に消費しているのです。これだけで驚く事なかれ..これに加えて日本は農産物や工業製品の生産するのに必要な水、つまり間接的に消費する水(仮想水=バーチャルウォーター)を製品の輸入によって年間に1,035億トンも消費しているのです。生活用水と仮想水を合わせると私達は1人1日当たり4,300リットル消費していることになります。つまり私達は最低必要量の140倍の水を消費しているワケです。水道の蛇口をひねっても水が出て来なくて、水不足になっても否定されない「サンズイ」の動詞があるとするなら、それは「泣く」と「渇く」かも知れませんね..
今月下旬には海開きです「海水浴」に「泳ぐ」「涼む」などなど..水との付き合い方をちょっと考えてみたいと思うのです。 |
2006/5
「angry?」by UENO
噴火しているように見えるこの写真は雲です。..なんだか地球が怒っているメッセージを感じます。ここ数年「-6%」という言葉を良く耳にしますが、実はこれ1990年を基準に2012年までに二酸化炭素の排出量を6%削減しようと言う「京都議定書」の目標数値なのです。しかし、実際は1990年より8%も排出量が増えているので、日本は14%以上削減しないとイケナイのです。(ほぼ無理っぽい)このように世界規模で取り組まれているのは温暖化を防止するためです...なぜ温暖化してはイケナイのか?
100年後に地球の温度が6度あがるという予測があります。そうなると日本は熱帯になって、気温が30度以上になる真夏日が5ヶ月間続きます。これによって熱帯性の伝染病が広がります。さらに砂漠化が進み食糧難に陥ります。海面も1m近く上昇し日本の9割の砂浜消失してしまうのです。「それはマズイ!」ですよね..節電すれば火力発電によって排出される二酸化炭素の削減に繋がるわけです。あっ!そこ!トイレの電気点けっ放し!..クーラー入れてるのに窓開いてる!ってことは無いですか?まあそんな事から始めましょう。 |
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2006/4
「Green Fund」by UENO
2006年はトリノオリンピックにワールドベースボールクラシック、サッカーワールドカップなどスポーツでは国際的な大会が開催されますが、国連が定めた「砂漠と砂漠化に関する国際年」でもあると知っていましたか?
干ばつや砂漠化に苦しむ国の人々に対して、国際社会の認識を高めていくことが、その目的です。森林や緑地が少なくなることは、地球の温暖化に繋がるため、植林事業などが盛んに行われています。
「緑の募金」はそういった活動にも使われているのですが、平成17年度の募金額は24億円にもなったそうです。
鎌倉市の「頼朝の墓」に通じる道路でのヤマザクラ植樹も「ふれあい緑化事業」として支援されています。
募金って「何も出来ないからせめてお金で..」という印象もあるし、逆に「お金で貢献すればいいじゃん」という印象もある..結果的にはどちらも同じなんだけど、日本はお金で国際貢献をする傾向がある..否定する気は全くないけど「何も出来ないからお金で..」ではなく「お金じゃない何かをしよう」という姿勢を基本的に持ちたいと思うのです。
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